禍福はあざなえる縄のごとし かよぷぅのおもっしょい毎日ぃ

勇気ひとつを杖にして

今年は、年明けから新しい出会いが続いている。
三箇日明けてすぐ、「佳代に逢わせたい人が居んねん!」と
盟友の朋ちゃんに連れられて片道3時間半の旅に出た。

行き先は 徳島県海陽町。
徳島で高速を降りると、細い田舎道や山道が続いていく。
ひたすら続いていく。
「これでホンマにあってんのン?」とナビをいぶかしがりはじめる頃
ようやく 青く広がる太平洋に出た。
ウミガメが産卵に訪れるという砂浜は 真冬なのに太陽の光を集めて白く光を放つ。

佳「すごいな、ここ!」
朋「サングラス忘れたなぁ。年とると太陽の光に負けるなぁ。」
佳「真っ白でナンも見えん。白内障進んだかもな…」

それほどに 太陽が降り注ぐ町 海陽町。
向かった先は『お宿・キッチン みつ佳』。
国方由紀子サンが営むお店。

朋ちゃんと由紀子さんは その昔 人材育成のお仕事が縁で出会ったのだそうだ。
客室乗務員としてロンドンをはじめ 海外でのキャリアを重ねたのち、
大手企業のコンシェルジュを育成する仕事に移り、
人材育成講師の中でもトップクラスで活躍していた経歴の持ち主。

その彼女が、サーフィンのメッカ 海陽町の美しさと 豊かな海の幸に惚れ込んで移住を決めたのだという。
「何度か来るうちに 人の温かさと、美味しい食べ物がいっぱいある此処に惚れ込んで、あっさりと決めたの。」
あっさり…って。
由紀子さんは簡単そうに言うけれど 何の所縁もない土地に移り住み、古民家をリノベーションして、
料理宿を営むって 相当な覚悟だと思う。
ましてや全て自分の手で持てなすというのだから どれほど深い心意気なんだろう。

「外国からたくさんの人が訪ねてくれて 日本は良かった。海陽町は素敵だったと思ってもらえると やっていて楽しい。」
「居心地が良いって言ってもらえるのが 最高のご褒美になってる」

そう話しながら 次々に運んで下さる料理は とても丁寧にこしらえられていて どれも美味しい。
世界を飛び回っていた時分に集めたという皿に盛られて 見た目も洒落ている。
海陽町でたくさん水揚げされる伊勢エビを贅沢に使った汁物は『細胞に染み渡る』旨さだった。

英語が堪能で、世界の文化にも詳しくて、育成力も高い人やねん…… 
朋ちゃんから道すがら聴いて 勝手に描いた 恐ろしい程かっちょ良いキャリアウーマン像と、
おっとりした笑顔で持てなしてくださる目の前の由紀子さんが 同じ人だと思えなくて、
一挙手一投足から目が離せないワタシだった。
出会う人を虜にする魅力だな。
夢心地…そう、夢心地になれる場所が『お宿・キッチン みつ佳』だった。
多くの場所で しっかりと人に向き合って来た由紀子さんだから紡ぎ出せる〝夢心地〟の場所なんだな…。 

遠くても会いに行きたくなる、行ってみたくなる場所を作るのは『人』なんだろうな。

と、こうして朋ちゃんを介してまたひとつ 私の人生もおもっしょくなっていく。
朋ちゃんとの珍道中は まだまだ続くのです。

国方由紀子さんの美味しい料理とおもてなしを堪能できる場所『お宿・キッチン みつ佳』 

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