禍福はあざなえる縄のごとし かよぷぅのおもっしょい毎日ぃ

たなごころで心遣いを学んだよぉ

皿に置かれた懐紙

家中舎の昼膳『たなごころ』。
掌と書いて タナゴコロ。

指圧の心はタナゴコロ……というのあったよな、ん?ははごころか?(笑) フルッ(°°;)

厨房スタッフが 手をかけてこしらえたお菜の数々を、
お客様に 手織り寿司で 召し上がっていただく………というところから
厨房サンとお客様との握手 という意味も込めて 掌 ⇒たなごころ  と名付けている。

家中舎では、お客様に接するのは接客スタッフ。
料理は厨房スタッフというふうに分かれているので、
厨房スタッフは表に顔を見せることは ほぼ無い。
接客スタッフが 「みなさん 笑顔で召し上がって下さってます〜」
「今日はご夫婦で愛媛からお越し下さったそうです〜。結婚記念日なんですっておっしゃってます〜」
「○○が美味しいので作り方教えて欲しいとおっしゃってます〜」
「そろそろ御菓子づくりをおねがいします〜」などと、
お客様の様子を細やかに厨房に伝えていく。
厨房スタッフはそれを聞きながら 次々段取りを進めていく。

できる限り 細やかに伝えようと 接客スタッフは頑張るのだけど
様子の全てを伝えるのはなかなか難しい。
厨房スタッフにとっては 裏に戻った〝皿〟がお客様の声なのだと思う。
皿に乗ったお菜が きれいに食べ尽くされていることで、
心が伝わった…と安堵したり、 明日へのやる気になっていたりするのだと思う。

「美味しかったです。ありがとうございます。」
お客様の声を聴きながら 今日も 普段通り 器を下げようとしたとき、
懐紙が目に入った。
ご婦人の懐から出された愛らしい懐紙が、
海老から外した皮に 優しくかけられていた。

皿を厨房に届けると「なんと素晴らしい心遣いでしょう。嬉しいですねぇぇぇ」と、
厨房スタッフが感嘆の声を上げ 皿に頭を下げながら受け取った。
そして裏の皆んなで「今日帰りに懐紙買いに行きましょう〜」と笑顔を交わし合っていた。

裏から表に届けた心づくしが
表から裏に丁寧な形で返ってきた。

握手。

茶道の作法なのか 日本マナーの作法なのか… 
不作法な私には 流派もなにもわからないけれど
こういう粋なことが さりげなく常にできるようになりたい…と心から思った。

今頃 スタッフさんたちも 買っているんだろうか。
早速 雪の花が舞う懐紙を買ってしまった。 ハハッ

関連記事